yellow speech
black speech
輝きに目が眩んで
左キャラ1

梅田大介-高校1年生。目つきが悪くて、おまけに赤面症の多汗症。自信のない自分を守る前髪を突き抜けて、光速で届く輝きに目を奪われた。それは、夕見昌-高校2年生 だった。
昌が園芸部の部長だということを知り、大介も入部した。いついかなる時でも昌は輝いていた。大介の目に映る昌は、儚くて、消えそうで、清潔で、美しく輝いている。
高校生活に不安を寄せていた大介だったが、昌の存在で毎日が想像より楽しいものになっていた。その浮かれ加減は梅田大喜-大介の弟にも伝わっていた。昌がほかの生徒と楽しそうに話しているのを見て、大介は自分の気持ちに気づく。
ある日大介は告白を決意する。中谷先生-園芸部顧問-中谷信二に協力を仰ぎ、勢いに身を任せて気持ちを伝えた。告白の返事は帰り道にもらうことになった。

一目ぼれから始まった

右キャラ1
本当の輝きに触れられますか?
左キャラ2

前髪を切ってくれないか?

告白は成功した。今まで表情が変わらなかった昌にも、笑ったり、照れたりする姿が増えた。依然として、ほかの生徒から神聖視されているところはあったが、大介の前では年相応の少年のようだった。
大介はそんな昌の変化に違和感を抱く。弟ー大喜に相談して、昌の輝きを取り戻そうとする。昌の輝きは、儚くて、消えそうで、清潔で、美しい輝きなのだから...、笑ったり、照れたり、しないのだ。
それから二人の関係に大きな変化はなかった。学年があがり、部活動生が増え、先輩後輩の関係の中で過ごすことの方が多かった。そのまま昌は卒業してしまい、大介は3年生になった。
「前髪を切ってくれないか?」進路のこともあり、中谷先生から頼まれてしまった大介。大喜に手伝ってもらいながら、前髪を切って、ヘアセットをした。顔赤くなってないかな?汗で掌がびしょびしょになっている気がする...目つきが悪くて怖がらせてしまわないかな...そわそわしながら教室に入る。大介の緊張とは裏腹に、クラスメイトの反応はすこぶるよかった。大介は思わず泣いてしまった。自分の体質や容姿を気にして、自意識過剰になっていたのは自分の方だった、自分の考え方に問題があったのだと気づいたのだった。
「夕見を変えたのはお前だ」 中谷先生は大介の前髪をチェックした後そう言った。今ならこの言葉を心の底から嬉しく思うことができる。

右キャラ2
俺は輝いていない
左キャラ3

大介は一人暮らしをしている昌を訪問した。昌は大学生になっていて薬学部所属の忙しい毎日を送っていた。昌は大介の変化に喜んだのも束の間、自分の生活が成り立っていないことについて大介に相談し始める。学業のせわしさにかまけて、食事、清潔、睡眠の一切が手につかないのだという。部屋はところどころごみが散乱しているし、十分な食事とれていないため、昌は以前より痩せている。
折衷案として、土日は大介が一人暮らしの様子を見に行くことにした。昌はその後一人暮らしはやめて実家から大学に通うようにした。
大介は家政系の大学に通い、中学校の家庭科教員になった。一年遅れで昌は製薬会社の研究者として働くことになった。二人は同棲を始めた。食事や洗濯は大介がすべて担っている。昌は帰宅時刻が不規則で、泊まり込むこともあるため、二人の時間が合わないことも多い。それでも大介は腐らずに、昌のことを気にかけ、激務をこなしながら家庭のこともひたむきにこなしている。
昌はそんな大介を見て、自分に絶望している。 「俺は自分の好きなこと以外できなくて、自分のことしか考えられない生き物なんだ」と。高校生時代に比べると明朗になった大介を横目に、環境に恵まれていたから見えてこなかった自分の欠点が露わになる昌。それに、今も大介のそばにいるという安泰な環境に恵まれている。この葛藤や虚しさを抱えて、一日を清算して眠る大介の元に今日も帰る。

できることをやったらいいんですよ

右キャラ3
顔整いの卵子オーディションしましょうよ
左キャラ4

お互いにお互いの顔は美形だと思っている。もし交配すればなかなかの美人が生まれるんじゃないか?と強烈なルッキズムトークをしていた時、男は排卵できないから、「顔整いの卵子オーディションしましょうよ」と大介が言い放ったのはかなりやばい発言である。
夜の営みでは、大介がタチ、昌がネコである。しかしお互いにS気質M気質を持ち合わせているため、前戯では攻受関係が反転することもある。大介は鍛えているので、筋肉が発達しているが、昌は身体を反るとあばらが見えるほど痩せている。
昌は普段突拍子もないことを言うところがあるが、性行為中は本人が意図して大介を煽るようなことを言うところがある。大介は昌のことがとにかく好きなので、性行為中は「好き」以外考えられない。二人ともセックス好き。

明日もよろしく

右キャラ4