梅田大介-高校1年生。目つきが悪くて、おまけに赤面症の多汗症。自信のない自分を守る前髪を突き抜けて、光速で届く輝きに目を奪われた。それは、夕見昌-高校2年生 だった。
昌が園芸部の部長だということを知り、大介も入部した。いついかなる時でも昌は輝いていた。大介の目に映る昌は、儚くて、消えそうで、清潔で、美しく輝いている。
高校生活に不安を寄せていた大介だったが、昌の存在で毎日が想像より楽しいものになっていた。その浮かれ加減は梅田大喜-大介の弟にも伝わっていた。昌がほかの生徒と楽しそうに話しているのを見て、大介は自分の気持ちに気づく。
ある日大介は告白を決意する。中谷先生-園芸部顧問-中谷信二に協力を仰ぎ、勢いに身を任せて気持ちを伝えた。告白の返事は帰り道にもらうことになった。
一目ぼれから始まった